シャープの衣類乾燥除湿機『CV-R60-W』は屋干しのニオイ、結露、ジメジメした空気などの悩みを手軽に解決してくれる可能性があります。
「小型でもちゃんと乾く?」「音はうるさくない?」「電気代はどれくらい?」といった疑問を持つ方に向け、このモデルの除湿力や衣類乾燥モードの実力、静音性、さらにはプラズマクラスターの脱臭効果まで、実際の使用感をもとに詳しく紹介します。
CV-R60-Wとは?スペック・基本性能・除湿能力・対応畳数の概略
除湿能力や対応面積がコンパクトながらも生活に必要十分な性能を持っているため、CV-R60-Wは一人暮らしや少人数世帯にちょうど良い除湿性能とサイズ感を兼ね備えたモデルです。
主なスペック
・除湿方式:デシカント方式(ヒーター&ゼオライト)
・除湿能力:5.6L/日(60Hz時)
・対応畳数の目安:木造7畳/プレハブ11畳/鉄筋14畳
・本体サイズ:幅303×奥行203×高さ524mm
・重量:6.7kg
特に、梅雨や冬の結露・部屋干し対策として実用性が高いモデルです。
CV-R60-Wの衣類乾燥モードの乾燥時間目安は?3〜5時間程度
CV-R60-Wの衣類乾燥モードは、少量の洗濯物なら3〜5時間程度でしっかり乾く実用的な機能を持つと同時に、衣類乾燥モードでプラズマクラスターによる部屋干し臭の抑制とスピーディな乾燥を両立しています。衣類乾燥モードの使い方は、
洗濯物の下または近くに設置
→風の流れが洗濯物に当たる位置に置くのがポイントです。
運転モードを『衣類乾燥』に設定
→センサーで湿度を見ながら自動制御されるので手間なし
目安乾燥時間
→ 2〜3人分の洗濯物で約3〜5時間(部屋の広さや気温により変動)
Amazonレビューでも、「夜に干して朝には乾いていた」「タオルがふわっと仕上がる」といった声が見られ、実際に使った感じでもまったく共感できました。ただの除湿機ではなく、衣類乾燥の用途にも十分対応する性能を持ってます。
CV-R60-Wのデシカント方式とコンプレッサー式との比較
デシカント方式はヒーターを使って空気中の湿気を吸収・除去する仕組みで、低温時でも効果が安定する反面、運転時に熱を発するので、冬でも除湿性能が落ちにくく、衣類乾燥に強いのが特長ですが、暑い季節は室温上昇に気を配る必要があります。
比較項目 | デシカント方式(CV-R60-W) | コンプレッサー方式 |
---|---|---|
除湿力(低温時) | ◎(冬・梅雨に強い) | △(気温20℃以下で弱くなる) |
室温への影響 | △(やや暖かくなる) | ◯(ほぼ変化なし) |
静音性 | ◎(動作音が静か) | △(コンプレッサー音あり) |
サイズ・軽さ | ◯(コンパクト・軽量) | △(やや大きめ) |
このように、部屋干しメインで使いたい人や、冬でも除湿したい方にはCV-R60-Wのようなデシカント式が適しています。使った感じからも、真夏の湿気からの室温上昇対策としてエアコンの除湿を併用する工夫がおすすめです。
電気代は高い?消費電力とコスト感
デシカント方式はヒーターを使う構造上、コンプレッサー方式より消費電力が高くなるため、長時間運転する際は電気代を意識した方が良いのか?というと、そうでもないです。
・定格消費電力:約190W(50Hz)/約200W(60Hz)
・1時間あたりの電気代(目安):約5.1〜5.4円(※27円/kWh換算)
この数値から仮に1日5時間使った場合
・1日あたりの電気代:約25〜27円
・1か月(30日換算):約750〜810円
価格.comのレビューでは「衣類乾燥用途で週3〜4回使って月500円前後」という声もあり、短時間の集中使用なら現実的なコスト感に収まる印象です。同様に衣類乾燥のみで使った場合、僕個人の体感的には、使いまくっても月額の電気代に大きな変化が無い程度です。
設置しやすい?CV-R60-Wのサイズ感と設置性、使い勝手
除湿機を選ぶ上で意外と見落としがちなのが「部屋のどこに置くか」「どれだけ場所を取るか」です。CV-R60-Wはコンパクトモデルとされていますが、実際のサイズ感をお伝えします。
本体サイズと重さからの設置性はどう?狭い部屋やラック下にも置ける
CV-R60-Wは幅30cm×30cm×高さ32cmのコンパクトサイズなので、狭い部屋や棚の下などにも十分設置可能です。30cmの立方体があるとイメージするとぴったりな感じです。
数値の詳細
・幅×奥行×高さ:300×300×323mm
・本体重量:約6.7kg
このサイズなので、
・洗濯機横や部屋の壁際にぴったり置ける
・ラック下に設置して、洗濯物の下から送風するといった使い方も可能
・取っ手付きで片手でも持ち運べるので、部屋間の移動にも対応しやすい
コード長と排水タンク容量からの使い勝手
CV-R60-Wは、排水タンクの取り出しやすさとコンセントの位置に気を配るとより快適に使えます。
電源コード長:約1.8m
必要に応じて、延長コードを使いましょう。
排水タンク容量:約1.5L
フル稼働で2〜3時間ほど使うと満水になります。前面引き出し式タンクなので使い勝手は◎
排水自動停止機能あり
タンクが満水になると自動停止するので、床濡れの心配は基本的にないです。
静音性は実際どう?夜間や寝室での使用感
除湿機にしても一部の家電品は「音の大きさ」がネックになってきます。特に夜間や寝室で使いたい場合、「運転音が気になって眠れないのでは?」と心配になる方も多いと思います。CV-R60-Wは静音設計とされていますが、実際はどうなのかを深堀りします。
動作音の大きさとユーザー評価
CV-R60-Wはデシカント方式(ヒーター式)採用なので、コンプレッサー式のような振動音が出ない仕様です。そのため運転中の音の質自体が柔らかく耳障りになりにくいため、比較的静かで、生活音にまぎれる程度という感じです。Amazonなどでの主なユーザー評価は以下の通りです。
① 日中は気にならないレベルで回っている
② テレビ視聴中に問題ない程度の音量
③ 寝室でも音がうるさくて眠れない、ということはなかった
④ 強モードだとやや風切り音が気になることも
これらはネットで調べた口コミですが、まったくその通りで同じく共感できます。ただし、静音モードはないため、深夜や無音環境での使用では風音が気になる方もいる可能性があります。感覚的には、エアコンの弱運転レベルといった印象です。
就寝中の運転に向いているか検証
運転音は比較的静かではあるものの、風切り音やモーター音が完全な無音にはならず、音に敏感な方にとっては気になる場合があるため、神経質な方は「日中の集中運転+夜間オフ」がおすすめです。ちなみに、僕は耳栓をして寝てますが全く気にならないくらいです。おすすめの使い方をいくつか。
朝や夕方に衣類乾燥モードで短時間集中運転
→ 夜までに洗濯物をしっかり乾かせます。
寝室では、なるべく壁側やベッドから離した位置に設置
→ 音の直進性を抑えることで体感音を軽減できます。
就寝中は耳栓をして衣類乾燥をしてもらう
→ 夜中に音で起こされることを避けられます。
就寝時に使えないことはないけれど、設置場所などの工夫することで快適に使えると思います。
プラズマクラスター7000の効果は?部屋干しやスーツの脱臭に十分
CV-R60-Wはシャープ独自の「プラズマクラスター」を搭載してます。とくに部屋干しやスーツのニオイが気になる方にとっては除湿機能と合わせて、おすすめ機能です。プラズマクラスター技術は「+と−のイオンを放出し、浮遊カビ菌やニオイ成分に作用して分解・除去する」仕組みを持っているため、部屋干しやスーツ臭の軽減に一定の効果が期待できます。
搭載技術
プラズマクラスター7000(1cm³あたり約7,000個のイオン濃度)
期待できる効果
・部屋干し衣類の生乾き臭の抑制
・空気中の浮遊菌やカビ菌の除去
・スーツ臭や汗臭といった生活臭の低減
実際に使った感じでは『ニオイが完全に消えるというより、軽減される』という印象です。過剰な期待をしなければ、とても良い機能だと感じてます。
最安値でCV-R60-Wを購入するには?Amazon・楽天がおすすめ
CV-R60-Wは家電量販店の店頭販売以外にも、Amazonや楽天など複数の通販サイトで取り扱いがあります。2025年4月時点では各サイト2万円前後での販売となってますので、ポイントの付き方で購入先を決めるのが良いと思います。