iPhoneは欲しいけど16やProモデルは高すぎるというような悩みを持つ方に、iPhone 16eは最新のA18チップやApple Intelligenceに対応しつつ、10万円前後で購入できる賢い選択になります。
この記事では、iPhone 16シリーズでの性能差、前モデルに相当するiPhone SE 第3世代、競合機種のGoogle Pixel 9a、Nothing Phone (3a)との違い、どのような方に向いているのかなど徹底解説しています。
iPhone 16eとは?Appleの最新エントリーモデル
2025年に登場したiPhone 16eは、Appleの最新エントリーモデルとして注目されています。上位機種と同じA18チップを搭載しつつ、価格は控えめ。Apple Intelligenceにも対応し、AI時代のiPhone入門機として非常にバランスの取れた仕様になっています。
特徴3選
・価格は約10万円からで、Proシリーズに比べて導入しやすい
・A18搭載により、高速なCPUとGPUを備え、AI処理も快適に動作
・Apple Intelligenceによって、文章要約、画像生成、スマート返信などが可能
価格とストレージ早見表(※Apple公式より)
ストレージ容量 | 一括価格(税込) | 月額価格(24回払い) |
---|---|---|
128GB | 99,800円 | 4,158円/月 |
256GB | 114,800円 | 4,783円/月 |
512GB | 144,800円 | 6,033円/月 |
カラー展開は、ブラックとホワイトの2種になります。
iPhone 16シリーズ5機種との違いを比較
そもそも、iPhone 16eはAppleの最新エントリーモデルなので、性能面は上位機種の方が当然優れています。ですが、見方を変えると上位機種の機能で過剰と思える部分を削ぎ落とし、機能と価格面で非常にスタイリッシュなモデルとも言えます。
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機種名 | iPhone 16 Pro Max | iPhone 16 Pro | iPhone 16 Plus | iPhone 16 | iPhone 16e |
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画面サイズ | 6.9インチ | 6.3インチ | 6.7インチ | 6.1インチ | 6.1インチ |
ディスプレイ | Super Retina XDR、ProMotion | Super Retina XDR、ProMotion | Super Retina XDR | Super Retina XDR | Super Retina XDR |
CPUとGPU | A18 Pro(6コアCPU、6コアGPU) | A18 Pro(6コアCPU、6コアGPU) | A18(6コアCPU、5コアGPU) | A18(6コアCPU、5コアGPU) | A18(6コアCPU、4コアGPU) |
Apple Intelligence | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
カメラ性能 | 48MP Fusion 48MP超広角 望遠 |
48MP Fusion 48MP超広角 望遠 |
48MP Fusion 12MP超広角 |
48MP Fusion 12MP超広角 |
48MP Fusion |
動画機能 | 4K/120fps、ProRes、空間オーディオ録音、マクロ撮影対応 | 4K/120fps、ProRes、空間オーディオ録音、マクロ撮影対応 | 4K/60fps、シネマティックモード、HDR録画 | 4K/60fps、シネマティックモード、HDR録画 | 4K/60fps、シネマティックモード非対応 |
MagSafe | 対応 Qi2含む |
対応 Qi2含む |
対応 Qi2含む |
対応 Qi2含む |
非対応 Qiのみ |
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税込価格 (※) |
189,800円 or 5,272円/月 36回払い |
159,800円 or 4,438円/月 36回払い |
139,800円 or 3,883円/月 36回払い |
124,800円 or 3,466円/月36回払い |
99,800円 or 4,158円/月 24回払い |
楽天で 価格比較 |
iPhone 16 Pro Max | iPhone 16 Pro | iPhone 16 Plus | iPhone 16 | iPhone 16e |
Amazonで チェック |
iPhone 16 Pro Max | iPhone 16 Pro | iPhone 16 Plus | iPhone 16 | iPhone 16e |
※税込価格は、Apple公式サイトから参照しています。なお、価格は128GBモデルでPro Maxのみ256GBです。
では、この表から比較して、どのようなことが言えるのか?をまとめました。
① パフォーマンス比較
iPhone 16eのみGPUが4コアで、他は5〜6コア構成となっています。そのため、ゲーム、映像編集、AI機能の描画処理などへの影響が懸念されます。CPUは同じA18ですが、GPUで明確な差が出る場面も想定されます。
あまりおすすめではない方の傾向:ゲームや動画編集などで長く快適に使いたい方
② カメラ性能の比較
16eだけがシングルカメラ構成で他のモデルは超広角や望遠付きなので、日常使いなら問題ないけれど表現力に差が出やすいです。
あまりおすすめではない方の傾向:旅行、料理撮影、SNSで映え写真を撮りたい方
③ ディスプレイの比較
16eはProMotion非搭載でリフレッシュレートは最大60Hzであることから、スクロールやアニメーションの滑らかさで差が出ることが想定されます。Proモデルは最大120Hzの滑らか表示です。
あまりおすすめではない方の傾向:動画視聴やゲームでヌルヌル動く画面が好きな方
④ 16eはMagSafe非対応
Qi充電は可能ですが、16eのみMagSafe非対応であるため、マグネットアクセサリを使うことができないことになります。スマホリング、カードケース、マグネット充電などへの影響が懸念されます。
あまりおすすめではない方の傾向:アクセサリで使い勝手を高めたい方、MagSafe愛用者
⑤ 動画機能の比較
16eだけがシネマティックモード非対応です。一方、Proは4K/120fps+ProResにも対応で、映像クリエイター向けの仕様になっています。
あまりおすすめではない方の傾向:子どもの記録動画を残したい方、Vlog撮影にこだわる方
16eと上位機種の比較まとめ
16eは6.1インチの有機ELディスプレイで画面サイズに大きな差はなく、かつA18シリーズ搭載によりApple Intelligenceにも対応しています。なので、iPhone 16eは、高性能を求めないライトユーザー向けの仕様であり、上記の①から⑤までの比較差がどうってこと無いという方に向いている機種と言えます。
iPhone SE3・Pixel 9a・Nothing Phone(3a)競合スマホと比較
iPhone 16eを検討している方にとって気になるのが、同価格帯の他機種との違いです。ここでは、前モデルに相当するiPhone SE(第3世代)、Pixel 9a、Nothing Phone(3a)とスペックを比較しました。それぞれの特徴から、どのスマホがご自身に合っているかを見極めましょう。
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機種名 | iPhone 16e | iPhone SE 第3世代 |
Google Pixel 9a |
Nothing Phone (3a) |
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チップ | A18 | A15 Bionic | Google Tensor G4 | Snapdragon 7s Gen 3 |
RAM | 8GB | 4GB | 8GB | 8GB / 12GB |
ストレージ | 128GB 256GB 512GB |
64GB 128GB 256GB |
128GB 256GB |
128GB 256GB |
ディスプレイ | 6.1インチ OLED |
4.7インチ Retina | 6.3インチ OLED |
6.77インチ AMOLED |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 60〜120Hz | 最大120Hz |
最大輝度 | 1,200ニット | 625ニット | 2,700ニット | 3,000ニット |
メインカメラ | 48MP | 12MP | 48MP広角 13MP超広角 |
50MP広角 50MP望遠 8MP超広角 |
フロントカメラ | 12MP | 7MP | 13MP | 32MP |
バッテリー | 4,005mAh | 2,018mAh | 5,100mAh | 5,000mAh |
急速充電 | 20W | 20W | 23W | 50W |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
重量 | 167g | 144g | 186g | 201g |
防水・防塵 | IP68 | IP67 | IP68 | IP64 |
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価格@128GB | 99,800円 | 42,800円〜 | 79,900円 | 54,800円 |
価格@256GB | 114,800円 | 52,041円〜 | 94,900円 | 59,800円 |
楽天で 価格比較 |
iPhone 16e |
iPhone SE 第3世代 |
Google Pixel 9a |
Nothing Phone (3a) |
Amazonで チェック |
iPhone 16e |
iPhone SE 第3世代 |
Google Pixel 9a |
Nothing Phone (3a) |
※iPhone SE(第3世代)の価格は、価格.comの中古端末一覧から参照しています。
iPhone 16eが向いている方
・最新のA18チップを搭載したiPhoneを手に入れたい方
・Apple Intelligenceを使いたいが、Proモデルは高すぎると感じる方
・iOSの使い勝手を保ちつつ、ある程度のカメラ性能やディスプレイ品質も重視したい方
iPhone SE(第3世代)が向いている方
・小型で軽いiPhoneを求めている方(144g)
・ホームボタン付きの操作感にこだわりがある方
・iPhoneを最低限の価格で持ちたい方
Pixel 9aが向いている方
・GoogleのAI処理や純正Android体験を重視したい方
・大容量バッテリーで長持ちする機種を選びたい方
・コスパの高いAndroid機種を探している方
Nothing Phone (3a)が向いている方
・他人と被らないユニークなスマホを使いたい方
・6.77インチの大画面と高リフレッシュレートを楽しみたい方
・3眼カメラや高輝度ディスプレイなど、多機能なAndroid端末を探している方
まとめ:iPhone 16eはこのような方におすすめ
iPhone 16eは次のような方に、とてもバランスが取れていてぴったりです。
① 最新チップA18とApple Intelligenceをできるだけ手頃に使いたい方
→ 上位機種と同じA18を搭載し、AI機能にも対応している点が魅力です。
② 10万円前後で、今後数年使えるiPhoneが欲しい方
→ 性能面での妥協が少なく、長く使える構成です。
③ カメラやディスプレイに過度なこだわりがない方
→ シングルカメラや60Hz表示など、基本を重視した設計。
④ iOSの使いやすさはキープしつつ、価格を抑えたい方
→ iOSの安定感とApple製品との連携はそのまま、上位モデルより数万円ほど安く購入できます。
⑤ MagSafeや超広角レンズがなくても特に困らない方
→ アクセサリや高機能カメラを重視しない人には十分な仕様です。