「もっと高画質な360度映像を残したい」「編集や演出にもこだわりたい」そのような方々に注目されているのが、Insta360 X5です。
前モデルX4からの進化点や、GOシリーズとの違い、使いこなすためのアクセサリー情報まで、購入を検討している方が気になる点を網羅的に解説します。
そもそもInsta360 X5とは?特徴と進化ポイントを解説
360度カメラのハイエンドモデルとして登場したInsta360 X5は、映像表現の自由度とクオリティを大きく引き上げた一台です。前モデルのX4から大きく進化し、8K動画撮影や強化された手ブレ補正、バッテリーの長寿命化など、実用性とパフォーマンスの両立が図られています。ここではX5の主な特徴と強化されたポイントを整理していきます。
Insta360 X4からどう変わったのか?X5の進化ポイント5選
Insta360 X5は、X4と比べて、画質・操作性・撮影時間のすべてがレベルアップしています。X4からの買い替えを検討するユーザーにとっても明確な進化を感じられ、その中でも特に注目な具体点は5つです。
① 8K/30fps動画に対応:解像度が5.7Kから8Kへと向上し、臨場感のある映像記録が可能に。
② FlowState手ブレ補正+360度水平維持:より安定した撮影を実現。
③ 連続撮影時間が約135分に延長:アクションシーンでも安心。
④ 大型タッチスクリーン採用:視認性と操作性が格段に向上。
⑤ レンズ保護の着脱式設計:メンテナンス性が向上し、交換も簡単に。
8K撮影・FlowState手ブレ補正など注目の特徴
Insta360 X5は高画質・高安定性を両立したスペック構成となっています。
動画性能
・8K/30fps、5.7K/60fps、4K/100fps に対応。
・特に8K対応は、編集後のトリミング耐性や没入感が大きく向上。
音声録音:4マイクによる360度音声収録に対応。
静止画:最大7200万画素の高精細写真が撮影可能。
手ブレ補正:FlowState補正と360度水平維持機能で、歩き撮りやドローン撮影でも滑らか。
防水性能:IP68に準拠し、水深10mまで対応。
こうしたスペックが搭載されていることで、X5はプロユースでも信頼できる1台になっています。
対応アクセサリーと活用場面の具体例
X5は純正アクセサリーが豊富で、撮影の幅を大きく広げることができます。
代表的なアクセサリー
・見えない自撮り棒:第三者視点のようなダイナミックな映像を自動で生成。
・クイックリーダー:撮影後すぐにPCやスマホへ高速転送。
・レンズガード(交換式):傷や汚れを防ぎつつ、現場でもすぐに交換可。
・マイクアダプター:音声収録の自由度を拡張。
・ドローン対応マウント:空撮用途にも柔軟に対応可能。
活用例
・登山やサイクリングなどのアウトドア記録
・観光地でのパノラマVlog
・商品レビューや不動産内覧のバーチャルツアー撮影
・ドローンに載せての360度空撮
ユーザーの目的に応じて、アクセサリーを揃えることでX5の性能を最大限に引き出せます。
X4・GO 3S・GO 3と比較からのX5がおすすめな方
Insta360 X5は、画質や編集の自由度を重視する中・上級者に適したモデルです。X4やGO 3S、GO 3と比べてセンサーサイズや解像度が大きく向上しており、より高品質な映像表現が可能です。
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製品名称 | X5 | X4 | GO 3S | GO3 |
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発売時期 | 2025年 | 2024年 | 2024年6月 | 2023年 |
センサーサイズ | 1/1.28インチ | 1/2インチ | 1/2.0インチ | 1/2.3インチ |
最大動画解像度 | 8K(360°) | 5.7K(360°) | 4K(ノーマル) | 2.7K(ノーマル) |
手ブレ補正 | FlowState(360 Horizon Lock) | FlowState(360 Horizon Lock) | FlowState(4K対応強化版) | FlowState(簡易版) |
編集自由度 | 非常に高い | 高い | やや高め(4K編集対応) | 限定的(AI自動編集中心) |
携帯性 | 中型 | やや小型 | 超小型・装着向け | 超小型・装着向け |
バッテリー駆動時間 | 約70分(8K) | 約135分(5.7K) | 本体:約45分 ケース使用:約140分 |
本体:約45分 ケース使用:約170分 |
液晶モニター | なし | あり(タッチ対応) | あり(Action Pod搭載) | あり(Action Pod搭載) |
向いている方 | 映像制作・高画質志向ユーザー | 旅行や日常撮影にバランス重視 | 4Kクオリティで気軽にVlogしたい人 | 手軽に始めたいVlog初心者向き |
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参考価格帯(※) | 約84,800円〜 | 約67,800円〜 | 約61,800円〜 | 約40,000円〜 |
楽天でチェック | X5 | X4 | GO 3S | GO 3 |
Amazonで チェック |
X5 | X4 | GO 3S | GO 3 |
※参考価格は2025年4月時点でのものです。最新価格はリンク先で確認しましょう。
GoProのように軽快に使いたい人はGO 3、からの4Kクオリティが良いならGO 3S、バランス型ならX4、本格的な映像制作やハイレベルな表現を求めるならX5が最適です。
Insta360 X5:ハイエンドな映像制作向きモデル
特徴
① 1/1.28インチセンサーと8K動画対応で、業務レベルの画質
② FlowState手ブレ補正+360 Horizon Lockで滑らかな映像
③ 編集自由度が非常に高く、ポストプロダクションに強い
④ 撮影後に自由に構図を変えたり、動画演出を加えたい方向き
⑤ バッテリー時間は控えめ、ですが性能優先なら妥協点
向いている方
・プロやハイアマチュアの映像クリエイター
・SNSやYouTubeなどで本格的な360°コンテンツを発信したい方
・撮影後にしっかり編集して作品を仕上げるスタイルの方
Insta360 X4:バランス型のオールラウンダーモデル
特徴
① 最大5.7Kの360°撮影が可能で高画質
② センサーサイズや手ブレ補正も優秀で、滑らかさと使いやすさのバランスが取れている
③ バッテリーが長持ちで、1日中の撮影にも安心
④ ポケットにも入るサイズ感で、携帯性も良好
向いている方
・映像の質も大事だが、機動力や日常使いも重視したい方
・旅行、アクティビティ、イベント撮影などの場面で幅広く使いたい方
・撮影後の編集も少し楽しみたい中級ユーザー
Insta360 GO 3S:軽さと画質を両立した4K対応モデル
特徴
① 重さわずか約39gの超軽量ながら、最大4K撮影に対応
② GO3の装着性を継承しつつ、解像度と手ブレ補正が強化
③ 本体+Action Podの2ピース構造で、ライブビュー・音声操作にも対応
④ FlowState手ブレ補正が進化し、より滑らかな映像が撮れる
⑤ スマホ感覚で取り回せて、4K画質でしっかり記録したい人に好適
向いている方
・日常VlogやSNS投稿で、画質にもこだわりたい方
・小型で目立たないアクションカムを探している方
・GO3のサイズ感が気に入りつつ、4Kも求めるライト層〜中級者
Insta360 GO3:装着型の超軽量ミニマムモデル
特徴
① 非常に小さく軽いボディ(約35g)で、どこにでも装着できる
② 2.7Kまでの解像度だが、日常のVlog用途には十分
③ ケース使用時はバッテリーが大幅に延びる
④ 操作がシンプルで、AI自動編集機能も搭載されているため、初心者向き
向いている方
・初めてアクションカメラを使う人、Vlog初心者の方
・ペット、子ども、スポーツ、散歩など、気軽に「ながら撮影」したい方
・本体の存在を気にせず「生活の中で自然に撮影」したい方
主な目的別のおすすめモデル
目的 | おすすめモデル |
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画質最重視・プロ用途 | Insta360 X5 |
万能型・旅やイベント撮影 | Insta360 X4 |
軽量+4K・Vlogや散歩撮影 | Insta360 GO 3S |
とにかく軽くて簡単・初心者向き | Insta360 GO3 |
どのモデルを選ぶかは、どこで・どのように使うか、によって変わります。スペックだけでなく、自分の使い方や編集スタイルに合ったモデルを選びましょう。
Insta360 X5が活躍する場面とおすすめの使い方
Insta360 X5は、8K撮影や強化された手ブレ補正、タフな防水仕様などを備えたフラッグシップモデルです。性能面では大幅な進化を遂げていますが、実際にどのような場面でその力を発揮できるのかということで、利用シーンや他モデルとの比較、初心者への適性も含めて解説します。
Vlog・アウトドア・ドローン撮影などの利用場面の例
高解像度かつ滑らかな映像、強力な手ブレ補正、防水性能により、多様な場面で高いパフォーマンスを発揮してくれるため、Insta360 X5はVlogやアウトドアアクティビティ、ドローン撮影など、動きの多い撮影環境に強いカメラです。
・8K/30fps対応で、広い風景や細部までしっかり記録可能
・FlowState手ブレ補正+360°水平維持で、歩き撮りや移動中でも映像がブレにくい
・IP68相当の防水性能で、雨天や水辺のアクティビティにも対応
・夜景や暗所撮影に強いPureVideoモードを搭載
旅先での風景記録、登山やスキーなどのアクティブシーン、Vlog撮影など、使えるシーンは非常に幅広いです。
初心者でも扱える?プロ用途にも対応できる理由
Insta360 X5は、初心者でも扱いやすく、プロフェッショナルにも応える機能性を持っています。というのも、UIが直感的で操作がしやすく、アプリでの編集も分かりやすく設計されています。かつ、撮影設定やセンサー性能はプロ仕様です。
・Insta360アプリにより、自動編集やテンプレート機能が充実
・InstaFrameで360度と通常画角を同時記録、後から構図の調整が可能
・音声操作やジェスチャー撮影に対応し、手が塞がっていても撮影できる
・編集ソフト「Insta360 Studio」は、カラー補正やAIリフレームにも対応
初めての360度カメラとしても選ばれやすく、同時にYouTubeや映像制作の現場にも対応できる柔軟性があります。
購入前に知っておきたいこと
Insta360 X5は、高画質な8K撮影や安定した手ブレ補正などが特徴の最新360度カメラですが、購入前に押さえておきたいこともいくつかあります。主に屋外での仕様がメインになることから、バッテリーとレンズについては購入前にチェックしておきましょう。
バッテリー容量からの連続撮影時間と充電仕様
X5は連続撮影時間・急速充電ともに大幅に向上しています。
・バッテリー容量:2,400mAh(X4は2,290mAh)
・録画時間(例):5.7K 30fpsで最大185分
・急速充電対応:20分で約80%まで充電可能
長時間の撮影を想定している方にとって、バッテリー性能は大きな強みになります。撮影後すぐに充電して再出発できるのも便利です(X4とのバッテリー互換性は無いです。)。
レンズは破損しても交換可能
傷や落下によるレンズ破損のリスクは依然あるため、交換可能な構造が備わっています。それでも、X5はレンズ保護性は高まっています。
・レンズは耐久性の高いガラスに変更
・交換式レンズ保護カバーを標準装備
・専用の交換キットあり(おおむね6,000円程度)
・工具不要で自分で交換可能
安心して使える仕様にはなっていますが、日常的にアウトドア撮影をする方は、レンズガードの常用がおすすめです。
楽天・Amazon・公式ストアの価格やポイントを比較
2025年4月時点では、楽天、Amazon、公式ストアでも共通して税込価格は84,800円となっています。そこで各サイトで購入する場合のポイントと特徴は、
項目 | 楽天市場 | Amazon | 公式ストア |
---|---|---|---|
ポイント | 2,450pt~ | 848pt(1%~程度) | なし |
メリット | ・セット品も豊富 ・クーポン活用可 |
・プライム対象あり ・最短配送 |
・セット品が豊富 ・各種保証適用も明確 |
X5をチェック | 楽天市場 | Amazon | 公式ストア |
なので、より確実な保証をつけるために公式ストアを選択、もしくはポイントに重きをおきつつ楽天市場で選択、というどちらかが良いのではないかと思います。
最初に揃えておくといいかもアクセサリー
レンズやバッテリー周りは使用頻度が高く、後から買い足すより初めから揃えておいた方が後になって慌てて手配するといったことがなくなるのでおすすめです。
おすすめアクセサリー
・レンズガード(標準/プレミアム):傷や汚れから保護
・インビジブル自撮り棒(114cm):360度撮影でも映り込まない
・追加バッテリー:長時間撮影に必須
・高速充電ハブ:複数バッテリーの充電効率を向上
・クイックリーダー:スマホへのデータ転送が高速・安定
・専用キャリーケース:持ち運び時の保護と収納に便利
アクセサリーは公式セットにも含まれていますが、個別に揃える場合は必要なものをリストアップしておくと良きかなです。